大江健三郎は画家のパブロ・ピカソも実は肯定的な評価も下しているのではないか?

 画家のピカソは『ゲルニカ』を描いてナチス・ドイツを憎んだ画家である。スペインのファシスト政権のフランコ将軍を崇拝したサルバトール・ダリは画家に非ず!と手厳しい批判をしていたのでピカソにも好意的な気がする。

 大江健三郎は画家のフランシス・ベーコンに影響を受けたといってNHKの日曜美術館で番組で魅力も語っていたが、ビートたけしの『誰でもピカソ』に大江光と一緒に出演していたのだからピカソは嫌いな画家ではないらしいのではないか?
 大江健三郎のポリシーには国家に対抗するとか、反ナショナリズムという小説の動機があるとなればもちろんピカソも嫌いな画家ではなさそうではある。

 大江健三郎はサルバトール・ダリは嫌いだが、ピカソは割合、好きで元々、小説は芸術となればピカソは美しいイメージの画家で好きなアート作品と思ってもいるのかな?と考えてしまうのだが。


 フランスの有力紙リベラシオンは1日、ノーベル文学賞を受けた作家大江健三郎氏の「私は怒っている」と題する論文を、1ページ全面をつかって掲載し た。大江氏は自衛隊のイラク派遣を「日本がテロの標的とされる危険が深刻になる」と批判。米国から距離を置くべきだと主張している。

 リベラシオン編集局によると、同紙側が意見を求めた。


 大江氏は「小泉首相は兵士を派遣することがテロとの戦いだと思っているが、それは米国が取り組むべきこと。イラクへは純粋な人道的援助を提供するにとどめるべきだ」と論じている。


 また、「派遣は開戦当初から決まっていた。小泉首相がブッシュ米大統領に無条件に従うと決めたからだ。だから私は怒っている。戦後半世紀あまりの中でも、日本がこれほど米国追従の姿勢を示したことはない」と指摘した。 (12/01 23:57)

 自衛隊派遣に「怒っている」 大江健三郎氏が仏紙で論陣


 大江健三郎が『私は怒っている!』といっていてフランスの新聞で発言が紹介されていたのだが、本人はピカソが『ゲルニカ』を描くような気持ちで一文を寄稿していたのだろう。


小泉首相が準備しているイラクへの日本兵派遣は、核兵器とテロによる脅威と闘うた めの最良の方法ではない。


 私は怒る老人である。

 というのも、私は私の国の現在の状況に責任を感じているからだ。

  大変残念に思うその状況とは、小泉首相が再選し、イラクへ日本兵を派遣する準備を していること。多くのジャーナリストが、小泉首相を問いただすが、いつも曖昧な答 えしか返ってこない。

 イラク攻撃当初から、首相(日本の)はアメリカ大統領ジョー ジ・ブッシュに同調しているように思える。「戦争は正義のため」と彼は言う。フラ ンス・ドイツは、対立のポジションを取った。

 それに引き替え日本はどうだ。イラク の現状がどうであろうと、日本は前もって自己のポジションと決意を指図されていたように思える。
 
 「私は怒っている」大江健三郎


 自衛隊のイラク派兵にも本人はさしずめ『ゲルニカ』のような気持ちでフランスの新聞に寄稿して自衛隊批判と日本国憲法擁護をいっていたのだろうか?

 しかし、日本では大江健三郎の『私は怒っている』の発言にまたも反日売国奴の大江健三郎の日本を貶める国賊の悪しき言動に老害の退行現象ということで手厳しい批判が出ていい加減にしろ!大江健三郎!のネットの声。

 しかし、大江健三郎は孤立無援というか自分は少数者だと思っても発言をやめない。
 一貫して本人は妥協してはならない!と『ゲルニカ』のように思っているのだろう。

 となれば・・・大江健三郎もピカソの『ゲルニカ』は好きな画家で肯定的にとらえているのではないか?
 ダリは戦争協力者で嫌いだが、ピカソは戦争批判者で好きだと大江健三郎はいいだしそうな気もする。