最近のブログ論議で大江健三郎と同じように村上春樹を反日作家呼ばわりしている愛国者も増えている。

 大江健三郎が反原発発言をした一方で村上春樹も反原発で反日作家のレッテル張りをしているネトウヨもいるらしいが、私はどうもこういう発言は好きになれない。

 論議としても低俗なものであろう。

 村上春樹も大江健三郎の影響を受けて『1975年のピンボール』のような『万延元年のフットボール』のような作品を書いたりしていたし、『ねじまき鳥クロニクル』では日本軍のノモンハン事件の愚かさも書いているのだが、昔から村上春樹も大江健三郎のエピゴーネンというか亜流の流行作家で不満を持っていた人間がここぞというばかり批判したいらしい。

 挙句の果てに村上春樹が反日発言を繰り返して大江健三郎に続いてノーベル文学賞を狙っている!という陰謀論まで飛び出しているのがちょっと理解できない。

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