大江健三郎が作家で政治的な発言の影響や悪文のせいで好き嫌いが激しい作家になっているのは自分も知っている。

 同じような作家といえばふと思いつくのが太宰治。

 何かちょっと状況が似ている・・・と思ったのだが、作家で好き嫌いが出るのはしかたがないのか?とも思う。

 三島由紀夫が太宰治に関して嫌いだ!と本人の前でいったという話は有名で川端康成も太宰治は嫌っていて芥川賞を落とされた腹いせに太宰治が短く『殺す』と表現したことは有名だったりする。

 太宰治も川端康成に芥川賞を落としたのが気に入らない!といって食ってかかる幼稚な性格だったので嫌いな人は太宰治は永遠の子どもな中二病作家ということで低評価なのだろう、とは思うのだが。

 大江健三郎も左翼な人なので太宰治が戦前、日本共産党の左翼運動に関与したことは知っているとは思うが、余り影響は受けたようには思えない。

 大江健三郎も太宰治に関しては嫌い?なのか・・・と思ってしまう。
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