戦前に山本宣治という左翼の代議士が京都で右翼テロの暗殺で凶弾に倒れた、という。

 山宣の愛称で親しまれた山本宣治なのだが、戦後の社会党代議士の浅沼暗殺事件のように右翼テロで不運の死と遂げたという。

 山本宣治も性教育に熱心で大江健三郎の『セブンティーン』でキンゼイ報告とかの話が出てくるが、大江健三郎ももちろん山本宣治のことを熟知していて『セブンティーン』を小説に激しい危機意識を持って書いたのか?とも思えてくる。

 山本宣治も死後、日本共産党の党員として小林多喜二のように共産党内部では英雄になっているが、実は大江健三郎の小説の『セブンティーン』には山本宣治の暗殺や性教育のあり方もあるのではないか?

 一般的に日本共産党や日教組が性教育と人権に熱心なのはどうも山本宣治の影響と大江健三郎の『性的人間』の影響や性の解放理論もあるのだろう。

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