大江健三郎が政治的な発言をするうえで重要な役割を担ったのが岩波の『世界』の編集者であった安江良介である。
進歩的文化人として大江健三郎も安江良介と一緒に仕事をしたことが自分の文学で創造的な仕事を進めることができて感謝したい、と今もいっているわけだから影響は計り知れない。
大江健三郎が『ヒロシマノート』や『沖縄ノート』を書けたのは岩波の名編集者だった安江良介がいたからだと本人が述べている以上、大江健三郎は安江良介とは相思相愛だったのだろう。続きを読む
ノーベル賞作家の大江健三郎を考えるブログ。自分なりに作家・大江健三郎を考えたことの考察というか研究ノート。